39441（ちょっと苦しい）

いつの間にかすっかり寡黙になった。わたしったら。







プレハブの方に詳しい・そしてウザいレビューは書くとして

吉井和哉3rdアルバム「39108」リリースされました。

39108(初回限定盤)(DVD付)[Limited Edition] 吉井和哉 東芝EMI このアイテムの詳細を見る

わたくしめは、早速発売日前日に買いに走りました。



全体的な感想：メリハリ効いてる感じでよいです。

突き抜け感もあります、が

ちょっと引き摺ってんなー、というのが正直な感想。





音としての出来は、恥ずかしい表現の仕方をするなれば

「ソリッド」ってやつですか。

ドラム＋ベースがかなりのぶとーい感じなのでそう感じるのかな。

特にドラムは、鳴りがとてもよい！



ギターは、あんまりトラック数多くないように聞こえる。

それ以前に吉井氏本人「アコギで歌える曲」がテーマと仰ってたので

音自体の味付けも、リフも極シンプル。

それこそアコギ＋声のみと言う曲もあるし（「恋の花」）。



あと、前作やイエローモンキー時代と比べて、

圧倒的に声が出てる。キーが少し幅広くなったんじゃないかな。

奇を衒った歌い方とかしてないんだけど、声そのものの魅力が

より増したという印象をうけました。



そして、一言いっておかなきゃ気がすまないのはー

アレンジが素っ気ねぇｗ　



多分、これは吉井和哉としてのキャリアがこのシンプルさを

支えてるんじゃないかとおもう。

でなけりゃ相当勇気が要るだろう･･。



なので、このアルバムを表すとしたら

「潔い」という言葉が一番ピッタリくるかもしれない。

これしか思い浮かばん、うん。



ちなみに、歌詞に関しては、狙ってんなーていう

譜割りとか、ぐさっと刺さるフレーズは

今までの作品に比べたら少なめ。



「火傷しそうな熱いコーヒー」なんてライン、

ちょっとにやっとできるけどね。

日常を感じさせるフレーズが多い。

あと今一番エロティックな言葉は子曰く「おにぎり」

らしいのでその辺も曲中で確認してみると面白い。





過去の彼本人と比べる事は出来ても、他のミュージシャンと

比べる事がちょっと出来ないアルバムって感じ。



評価は分かれそうですが間違いなく前半のクライマックスを

迎えてるっつーか、火サスでいったら9時59分て感じ

なのでこの場合「百見は一聴にしかず」ですので

お勧めいたします。