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(仮)日々の生活(仮)の避難所だけどメインになるかもしれない。 ちなみにプレハブには住んでません。
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小さい写真で申し訳ないのだけど、
タイトルの通り。

これなーんだ?
(答えは右下の「はて?なんでしょう」をクリック。

黒い○○

正解は、ねこ

正確に申し上げますと、こねこ。多分、生後5~6日ではないかとのこと。

撮影場所、うちの会社です。故に背後の一部、画像処理しました。
こねこを抱いているのは先輩です。
(仕事の場に子猫を連れ込むことの是非はありましょうが・・・)


なんとこの子猫、会社の隣の駐車場に止まっている車の下に、
(隣がディーラーさんなのでたくさん車があるのです)ぽつねんと一匹、
ミーミーと悲壮な声を出して座っていた。

お隣の酒屋のおっちゃんとおばちゃん、それに通りすがりのお姉さんが
はて、どうしたもんかと困り果てているところを、先輩がトイレの窓から発見。

猫好きという理由だけで、わたくしもトイレに呼ばれたのですが。
どうしようどうしようと言い合ってる間に、一人、また一人とその場を離れ
遂には子猫一匹だけになってしまった。

そこで、家で既に猫を2匹飼っている別の先輩を、やはりトイレに引き込み
状況を説明。すると、
「親猫がどこかに移動するのに置いていったのかもしれないけれど、
 この気温でアスファルトの上に居たんじゃ死んでしまう」
というのだ。

確かに、ママ猫がどこかに移動するとき、複数居る子猫を一匹ずつ、
様々な場所に置いて移動するってのは聞いた事が有った。
(但し出典は「ぷ~ねこ」だ)
だけど、あんな落ち着きそうもない場所に置いたりするもんだろうか。

それに、ディーラーの駐車場なので、頻繁に車が出入りする。
もし、子猫が車の下に居ると気がつかないで、車を移動させてしまったら。

どこかに捨てられた後、自分で移動したのかとも思ったけれど、
今まさに窓の外でミーミー鳴いているこの子猫は、目が見えているのか
いないのか、少し立ち上がっては尻餅をつき、まだまともに歩けない。


やはり、このままでは子猫が危ない。保護しなければ。
でも、わたしは家族にアレルギーの者が居るので家では飼えないし、
第一発見者の先輩も、住居の問題から飼う事が出来ない。
後から連れて来られた先輩も、この前愛猫を亡くしたばかりで、
悲しい思いはもうしたくないので猫は増やしたくないという。

じゃあ他に誰か飼ってくれる人を見つけるしかないのか?
と、ごちゃごちゃ話していると、さっきまであんなにうるさかった
子猫の鳴き声がピタリと止んだ。

2人の先輩は、こうしちゃいられねぇと堪らず外へ駆け出した。
わたしは仕事の電話が入りリタイア。

その後間もなく昼休みと成り、わたしは猫を飼ってくれそうな友人に
片っ端から電話をかけた。
その間、窓の外をずっと見ていたのだが、酒屋のおっちゃんが子猫を抱いて
店に戻っていったので、わたしはてっきりおっちゃんが引き取り先を探して
くれるのかと思い、取敢えずは一安心だな、と思って昼食の準備をした。

そして15分ほど経った後、どこからともなく、ミーミーというあの声が。

一足先に駆け出した先輩2人が、おっちゃんの店で売っていた粉ミルクを携え
なんと事務所内に子猫を連れ込んだのだった。


ミルクを準備している間によーく子猫を観察してみると、
片目は開いているようだったけど、もう一方の目は、目脂が一杯ついていて
全く開いていない。
衰弱しているのかと思いきや、段ボールに敷かれた柔らかい布の上で、
わさわさと動いている。取敢えずは元気そうだ。

その後、顔を拭いてもらうと目脂が取れて、開いていなかった目が開いた!
そして、ミルクを飲ませてもらっていたが、気になるのはこの子の行き先。
保護したところでどうするんだろう、或いは母猫が迎えにくるかも・・・
と思っていると、猫はもう増やしたくないといった先輩が一言。

「これも何かの縁だから、私がこの子引き取るわ。さっき旦那にも相談したら
 大賛成してくれて、早くこの子を見たいって言ってくれたし。」

とのこと。
良かった!行き先が決まったんだ!先輩は加えて

「もしかしたら母猫が居たかもしれないけど、どの道迎えに来るのを
 待ってたんじゃ、死んじゃったかもしれない。
 もし母猫が居たとしたら、大変申し訳ない事をしたかもしれないけれど
 万が一母猫が迎えにこなかったり遅かったりで、子猫があのまま
 死んじゃうよりかはいいかと思うの。」

というような事を言った。

確かに。母猫がちゃんと世話してる子猫なのかも―それはこの子猫を
見かけて救出に関わった者全員の脳裏によぎった事だ。

余計な事してんじゃねーよ、とか、母猫が可哀想、と言われても仕方ない。
でも、わたし達は大変甘ったれだったので、あの場所であのまま子猫が
死んでしまったら、と思うと、どうしても放っておけなかった。


昼休みの間中、新しいお母さんである先輩は、子猫の面倒を見ていた。
社員が続々と子猫の様子を見に来て、わいわいとちょっとした騒ぎになった。
その後、仕事がはける夕方までは酒屋のおっちゃんが預かってくれる
ことになった。

そして今日、子猫を引き取った先輩に、彼(或いは彼女)の安否を訊ねたら、
非常に元気だというので、本当に良かった。
なんでも、1時間置きにキーキー鳴いて、ミルクを飲んでは静かになる、の
繰り返しで夜中全然眠れなかったとのこと。
なんだ、人間の赤ちゃんと一緒なんだ。

今でもあの子猫を救出した事が、正しかったのかどうか、分からない。
どっちがあの子にとって幸せだったのか、猫は喋らないので分からないけれど
子猫は手厚い保護のもと、これから先も大事に育てられる事だろう。
わたしなどは単純なので、それだけで良いじゃないかとも思うのだけど。
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だめだ・・・
手のひらサイズのゴリラにしか見えない・・・。
正解を教えてください。
いちかわ 2007/06/16(Sat)22:10 編集
って、オイ。
なんだ、続きがあったのか・・・。

それにしても猫をゴリラにしか見えないあたしって
ちょっと問題ありだな。
いちかわ 2007/06/16(Sat)22:13 編集
にゃんこちゃんですよ
触ると生暖かくモゾモゾと動く黒い子猫ちゃんですよ。

つーか、てのひらサイズのゴリラならもっと大々的に発表するっつーの。
かすみち 2007/06/16(Sat)22:23 編集
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