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(仮)日々の生活(仮)の避難所だけどメインになるかもしれない。 ちなみにプレハブには住んでません。
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本日発売、吉井和哉のニューアルバム。

ファンなので(と、この部分を太字にしようと思って止めた。何故思った?)
昨日入手いたしまして、まともに聞いたのは今日なのだけど。

今回のアルバムに関しては前作「39108」の時より、先行シングルを
切りまくってた割りに、どんな全体像になるんだかさっぱり見えてこない
感もあったので、ご本人が「このアルバムはヤバい」と言うたび、逆に
えぇーまた変な新境地とかに行くのー?という不安があったのも事実だ。


だけど。ビジネスウーマンなので(プッ)結論から先に言うね。
吉井さん、やっぱあんたすげーよ、という出来です。
こんな良いもん、DVDつきで3,800円で買えるのは嬉しいねぇ。
ロックが好きじゃない人にも聞きやすいだろうし、聞いてみてもらいたいな。

YOSHIILOVINSONに比べたら吉井和哉の「39108」はそりゃもう質感が
全然違った。「突き抜けよう感」があった。
でもそれは「突き抜けよう感」であって「突き抜け感」ではなかった、と
リリース当時も思ったし今も思う。
大気圏を抜けようとして、ロケットの周りがすげー高温になってる感じ。
頑張らないと、踏ん張らないと燃え尽きちゃうぜっていう危なっかしさ。
前作がそういうアルバムだったとすると、今作はもうバーンと宇宙に
出ちゃってる感じ。
ロックだとかロックじゃないとか、ロヴィンソンだとかイエローモンキー
だとかそういうのから解放されている。
彼の境遇を追ってるからそう云う風に思うのかもしれないけど。

なんだかコンセプトアルバムみたいな出来だとも思った。
タイトルに「森」が入ってて、なんか本当に森に入って出て行くという
コンセプトで作ったアルバムなんじゃねえかと思うほど。
しっとりと湿った質感のアルバムです。
あ、しっとりとした歌が入っているというわけではありません。
じっとりと暗いというわけでもないです。有機的な印象を受けます。
って言い方おかしいかな。


さて、中味の感想を少し。
さらっとエロです。エロを感じます。多分カッコいい言い方だとセクシー
とかって言うんだと思います。色気があるとも言うのかもしれません。
でもやっぱり、若いときの色気とは全然違うと思えるのです。大人です。
大人のさらっとした瞬間に感じる色気があります。香ってきます。

と言うわけで、今回は歌詞も吉井節がうなってます。
「39108」も相当いいアルバムだ、と思ったけど、なんとなーく歌詞の
つくりがいつもより雑だなあ、という感じがあったのが唯一不満で。
今回はその辺ばっちり解消されてるみたいに見受けられる。

この人の魅力は独特の言い回しと、それががっちり音に合ってるというか
日本語なのに旋律を崩さない譜割を実現してるところにあると、常々思う。
故に響き優先の言葉がガンガン出てきて、普通なら無意味な羅列になりそう
なもんなのだけど、ちょっとエロかったり、おセンチだったり、深いなー
と思ったり。
その辺は
「オレの詩には意味がない/だけど君に伝われ」(「Pain」より)
という意気込みありきのミラクルなんだろうか。


音に関しては、もういう事が見当たらない。
それぞれの音の抜けは相変わらず良いし、厚すぎず薄すぎず、
音がこんがらがってないねぇーと言う感じ。
曲も、アルバム全体の印象と同じく、最早これはロックアルバムという
範疇に収まらないのかも。

ロックの妖精をイメージしたという「ワセドン3」はちょっとした童謡とか
民謡のようでもある。歌いだしも強烈だ。
(「みんなに死んだらいいなと思われる」って凄くね?)
クリスマスソングらしい「バッカ」も、フォーク?ポップス?一直線つーか、
例えば平川地一丁目(だったよね)の人とかがこれ歌ってても違和感全然
ねぇなって思えるし、アルバム最後の曲「雨雲」に関しては、普段狭ーい
範囲の音楽しか聞かないわたしにとっては、フュージョンだって言われても
納得できるっていうか、脳内の音楽ジャンルの棚があるとしたら間違いなく
ロックの棚には収納しない。フュージョンに収納するw


それと、先行シングルである「WINNER」と「Shine and Eternity」は
従来の吉井和哉好きの間では随分評価が割れてたように思うし、わたしも
いい曲だとは思うけど、映画のタイアップが付いた「WINNER」は兎も角、
何故「Shine and Eternity」みたいな曲をあのタイミングでリリース
すんのか不思議だったのだけど、今回のアルバムの曲順にはめてみると、
これ以上ないっつーくらい素晴らしい流れを作り出す2曲である事が分かった。
このアルバム以外行き場が無いとすら思えるくらい。
テレビの画面を虫眼鏡で拡大してみると、赤とか緑とかの四角い光でしか
なくて、ピンとこないけど、テレビ画面全体でみてみると、オブジェクトが
はっきり見えるというか。
そのくらい、シングルとして聴くのとアルバムの流れを踏まえて聴くのでは
印象が違って面白いなあと思った。



全く捨て曲なしだし、分かり易い曲もマニアックな曲もどっちも入ってるし
あーもうお得。最近の吉井和哉ったらお得感が凄いわ。

最後に、毎回恒例の涙腺刺激曲選定、今回はベタ過ぎて発表するのも恥ずか
しいですが、やはり「バッカ」が外せないと思いました。
が、ご本人が「ライブでは滅多にやらない」と宣言してるので、生で聴く
事は叶いそうにありませーん、残念だなぁ。

あー早く武道館で観たい(多分豆粒ぐらいにしか見えないけど)。
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かすみってぃが宣
かすみってぃが宣言したの?
BlogPetのもふ URL 2007/09/06(Thu)14:47 編集
きいてみよー。
ところで 何を 宣言したの?
もふさんが言ってるよw
まやん 2007/09/06(Thu)20:01 編集
おらあ
なんも宣言してねえだよ,もふ.
是非,試聴だけでもしてみて~.
かすみち@Wii 2007/09/07(Fri)18:31 編集
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