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(仮)日々の生活(仮)の避難所だけどメインになるかもしれない。 ちなみにプレハブには住んでません。
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最近の状況を振り返ってみると、

もう堕ちる所まで堕ちないと、駄目なのでは無いかと言う気がする。

堕ちていく最中に、何を足掻こうと、無駄なのだ。

著書「堕落論」の中でこう語ったのは、言わずと知れた坂口安吾であるが

読み物として読むと、なるほど納得がいくのに

どうして自分自身のことになるとこうもすんなり腑に落ちないものか。



底の底までを体験したら、後は這い上がるだけ。

この考えを具現化するのにどの位勇気の要った事か。



途方もない憎しみと怒りとを含んだあの戦争は

街や人や日本という国家そのものまでもを破壊した。

それは大勢の人々に悲しみと絶望をもたらしたが、

一部の人々にとってはそうではなかった。



これほど格好な破壊はなかった。

どうせ総てが有耶無耶になる。



戸籍や制度でつなぎとめられた他人も、

家も、金も、自分の「所属」も、

総ては抗いようのない大きな流れにやられて

何の意味もなく、何の価値もなく、

ただ自分の生だけがありありと感じられる。



そういう状況下に置かれたという背景があってこそ

前述のような内容を論ずる事が出来たのかもしれない。



ところがどうだ。

外的な破壊がやってこないことには

勇気の無い者は、一歩たりとも踏み出せない。



それまでを破壊する勇気も無く、

かといってこれまで通りを積み上げる能力もない。



ただ途方に暮れるだけで、決して路頭に迷う事は無い。

そんな思いが、今の自分を此処まで無気力に、

此処まで無能力にしているのかもしれない。

しかしそれはまた同時に、

このままではいつか破綻する、と分かっているのに

いつまでも患部を放って置く行為に等しく、

自分で積極的な破壊が出来ないゆえに、

成り行きがもたらすゆっくりとした破綻を

本能的に待ち望んでいると言う証拠かもしれない。



もどかしい。

望みや甘えを棄てきれるわけでもなし、

それらを盲信できるわけでもなし。



いい加減自分の心の揺れ動きに付き合うのも限界だ。

昨日まで楽しかった事はもう、楽しみではなく、

昨日気にも留めなかったことが、今日の大問題。



自分の内側が、嗚咽を漏らすことも少なく無い。

一番信頼のおける人間にすら、話さない。



誰かが気に留めてくれている。

誰かが愛してくれている。

誰かが指示を買って出てくれている。

それが何だって言うんだろう。

そんなことを考え出して、どうにかなってしまったんだろうか。



一人で生きているなんて死んでも思いたくない。

ただただ一人きりなんて、甘ったれには耐えられない。



だけど、他人の足で自分の目的地へ行く訳にはいかないだろう。

それと同じだ。

建て前とか、すべき事とか、なるべき状態とか、

そんな事を気にしてばかりいたら、

人の後ばっかり追っていた様な気さえする。



どこへ、行きたかったんだろうか。

何を棄てて、何を得たいと思っていたんだろう。



成り行きに任せるにしろ、自分で手をかけるにしろ、

全部リセットだ。
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