かけるうちに書いておこう

いつかかなくなるとも限らないし。



わたしはパソコンに向かっている時間が長い。

その時間と同じくらい頭の中で文章を組み立ててる時間も長い。

というか、思考は作文に似たり。



さっき色々なブログをさまよってみた。

2ちゃん系、人妻系、思春期真っ只中系、意味不明系。様々あるもんだ。



そもそも「系」でくくることは正しいだろうか。

でもきっとわたしのブログは意味不明系だろう･･･



大概、人の見ていないところ、知る人の居ないところというのは大胆になるものだ。

ましてや自分の身分を明かすことなく、自分の思いを発表できる場など尚更。

日本人の内向性と、自己言及性は、何か関係しているのではないか。

誰が予想したであろうか。

軍事研究と少なからずつながりのあった、というか軍隊からの資金を得て発展した

インターネットが、今や個人が日記や恥さらしをする様な場になるなど。



自己言及性について、わたしは詳しくない。

いちかわさん(カテゴリ「登場人物」参照)のがプロです。そうですよ、ね？

わたしが研究しているのは、

いかにしてインターネットは、インターネットになりえたのかという所のものです。

今流行の学問と言うよりは、歴史文書を紐解いて、

それらの文書を再構築する(編んでいく)作業に近いと思います。

まだまだ、最初の一歩も踏み出していない、半歩くらいのもんですが

これから始まると思うとちょっとワクワク。そして不安。。。







いつの頃からか、抽象的表現を伴う文章を書かなくなった。

わたしの精神が成熟にも似た退廃を繰り返した結果かもしれない。

自分の事を責め続けた時代は終わった。

わたしは様々な事を知った。

わたしが、極めて狭い世界の中で生きていたこと。

狭い世界の中で、更に狭い考えでもって自分を評価してきたこと。

わたしには、本当の意味で、何もなかったのだということ。

わたしは、少なくとも一人の人間にとって、価値のある人間なのだということ。

この様な事実を知ることで、やっと目を瞑る事が出来るようになった。



どうも、人に依存する傾向があるらしい。

自分の全存在を、他人に傾けてしまう。

その時には、自分のことなどどうでも良くて、

どれだけ「傾けられたか」だけを考えて生きてきた。



それなのに、勝手に、自分の知らない所で、首を括られて仕舞って

本当にどうしたものかと、自暴自棄になっていた。

本当は、わたしのほうが勝手に傾けていた。

それから、正直に物を言う能力をなくしてしまって

こんな風につらつらと書いては溜め、書いては溜め、

溜めては毒を吐き、とやっているうちに

誰も、居なくなってしまった。



毒瓦斯マスクや重たい鋲や蜘蛛のモティーフ、髑髏マークのタバコで

その寂しさは隠れていただろうか。



でも、それも、もうむかしのこと。

わたしにはまた、守らなければならないものが―少しずつではあるが―増えた。

土足で踏み込んできた人、優しく歩み寄ってくれた人、何と無しに側にいてくれた人。

ありがたいと、感じています。



大体滑稽じゃあないか。

毎日学校へ出かけていって、それなりにこなしてただ帰ってくる。

それだけの生活に、寂しさや絶望なんてありはしない。

何を勘違いしていたのか。



誰かに、無条件で受け入れてもらう事が、どんなに素晴らしいことか。

一人の人に、愛してもらえる事が、どんなに嬉しい事か。

回り道しましたが。

ありがとね。

ありがとう。